令和５年９月１５日付けで、国税庁よりインボイス制度に対する新たなＱ＆Ａが公表されました。

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１６ページの問④では、インボイス書類保存処理の煩雑化が想定されたＥＴＣクレジットカードを利用した高速道路通行料金について、具体的な保存処理方法が明示されています。


原則はクレジットカード会社から受領するクレジットカード利用明細書と合わせて、当該利用明細書に記載のある全て通行に対する利用証明書をダウンロードして保存する必要があります。しかし今回明示がされたＱ＆Ａによると、高速道路の利用が多頻度にわたるなどの事情により、すべての高速道路の利用に係る利用証明書の保存が困難な場合は、任意の一取引(一通行)のダウンロード保存で差し支えないとのことです。

この任意の一取引の保存については利用した高速道路会社等ごとに必要とはなりますが、月ごとに一取引の保存が必要であるのではなく、インボイス制度開始後の通行に対して１回のみダウンロード保存を行うことで仕入税額控除の要件を満たすことになります。


その他ケースごとに参考となるポイントも掲載されていますので、ぜひご一読ください。